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2018.02.16

線虫がん検査 N-NOSE

日本はがんによる死亡率が先進国の中で唯一に増加している国でありながら、1981年から世界中でがんが原因となる死亡率が一位に及ぶ国でもあります。そのため定期的ながん検査が必要だと考慮されています。日本だけでなく世界中の多くの人々はがん発生の確率が高まる40代からがん検査を受けることが一般的とされます。がんの種類によって検査の方法は異なりますが大半は問診と血液検査、また担当医が必要と感じる場合はがんがあると予想される部分を直接少量切断する方法が行われます。これらの方法は比較的診断が正確とされるものの、それなりの問題も存在します。その問題の中には、正確な診断まで時間がかかる場合が多いため治療が遅れてしまう事、隠れて見つけにくい所にがんがある場合がんを見逃してしまう事、高価な費用などが含まれます。そこで、現在これらの問題を解決しつつ正確ながん検査を実現するN-NOSEが注目されています。

N-NOSEは株式会社HIROTSUバイオサイエンス(東京都港区 代表取締役:広津崇亮、以下ヒロツバイオと、ブリスベンにあるクイーンズランド工科大学(豪州クイーンズランド州 以下、QUT)の共同研究プロジェクトにより開発され、今までとは違う「線虫」を利用してがんの有無を診断します。

ここで、線虫とは0.35~1mmほどの細長い形をした動物です。N-NOSEは線虫の中でもがんと関わりのある特殊なたんぱく質を嗅覚で区別できる「C エレガンス」と呼ばれるものを使用します。検査を必要とする患者の尿が一滴さえあればがんの診断が可能なため身体的な負担が少ないとされます。

線虫が存在するペトリ皿に尿を入れると、線虫が特殊ながん遺伝子に関わるたんぱく質の匂いに反応し、がん患者の尿の方向へと移動します。そのため、その他の検査方法と比較すると検査結果を非常に速く得ることが可能なのです。

検査結果を早く得られるだけでなく、N-NOSEによる検査の結果で正確な診断を得られる確率は90%以上をほこります。また、現在のがん検査にかかる費用は組織を取らない場合11,000~17,000円、組織を取る場合は25,000~59,000円と高価であるのに対し、N-NOSEを使用した検査は数千円代であるため医療費が大幅にカットされます。

N-NOSEの実用化は2020年に予定されてされていて、優れた検査の質、迅速な検査結果、価格面のすべてにおいて革命的な活躍が期待されます。

写真:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000023081.html

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Cambridge, England

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Tokyo, Japan

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