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医学

2018.02.28

脳と語学学習

私たちは生まれるとすぐに両親や周りの人々から言語を接するようになります。無意識の間にたくさんの言葉やフレーズを身につけ、年齢を重ねるごとにその言語が流暢になるのです。子供により個人差はありますが年による語学能力は次の通りです。

年齢語学能力
生後6カ月~11カ月

 

言葉や音に反応し、母音と子音を単独に発音できるようになります。また、同じ母音と子音を続けて発音することで「パパ」、「ママ」といった簡単な言葉や「バババ」といった音を発することが出来るようになります。

 

1歳

 

連続で子音母音と子音が混ざった簡単な言葉とオノマトペが発音できるようになります。この年頃には数十個の単語が通じるとされているそうです。

 

2歳

 

活用可能な単語やフレーズが少しずつ増え、2~3つの単語で構成される文章を言えるようになります。例)「これ、何?」、「パパ、ここ、どこ?」

 

 

このように学習を重ねると健康児の場合6歳には大人と完璧にコミュニケーションをとれるほど流暢に言語を話せるようになります。

しかし、最近持続的に語学学習が行われないとその言語を忘れてしまうといった研究結果が出ています。幼い年に養子として外国に移住した子供たちに母国語を習わせたとき、その理解能力は全く違う国出身の子供が彼らの母国語を習うのと同じなのだそうです。特に2~5歳のころに外国に移住した子供の場合は、母国語に関する記憶がない頻度が高いとされています。

一般的には、語学には幼いころの記憶や遺伝子が関連していると考えられているため多少衝撃的な結果と言えますね。

仮説に対し、より正確な結果を得るにあたって外国に住んでいる中国出身の養子たちの言語回路を研究が行われたそうです。中国出身の養子たちが選ばれたのには重要なポイントがあってそれは彼らの母国語である中国語に潜んでいます。研究者たちは中国語が他の言語よりもイントネーションが重要なため、養子たちにイントネーションの記憶が残っていると期待をしていたのです。結果的に、中国出身の幼児たちは他の国出身で中国語を習っている子供たちよりは発音が比較的上手でしたが、理解力や読解力には違いがなかったそうです。

このように、私たちは幼いころには非常に早く語学を学べることが出来ますが、持続的な活用が無い場合言語に対する能力が衰えてしまう事が分かりますね。

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Cambridge, England

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Tokyo, Japan

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