2018.01.29
現在、子供を持ちたいと思っている夫婦で、約7組に1組が妊娠が難しいと言われています。
そこで、解決策の一つが人工受精となります。人工授精とは、子宮の入り口に官を入れて精液
を子宮の奥へ注入し、自然妊娠にかなり近い方法で女性を妊娠させてくれる方法を言います。
ただ、かならず妊娠をするということではなく、妊娠確率も5~10%しか上がりません。一
回目で成功する確率が低く、3~4回程度受けるのが勧められています。5回以上行っても結
果がない場合、人工受精で妊娠するのは難しいと言われています。興味深いことに、人工受精
を行う場合平均的に男の子が多く生まれるのだそうです。なぜなら、男性のY染色体は酸性に
弱いのですが、人工受精を受ける時の子宮はアルカリ性だからと言います。今回は人工授精の
医療保険、価格などを色々な国を比較しながら見てみましょう。
日本:人工授精は保険に入りません。一回につき1~3万円程度であり、通常5~6回行うた
め、6~18万円ぐらいの価格になります。
イギリス:人工受精がはじめて成功した国です。イギリスの国民保険であるNHSでは三回まで
無料で、40歳未満である事が条件で人工授精を行うことが出来ます(条件が変わることもあ
ります)。その他、私立の病院の場合11万円~19万円します。
韓国:検査を受けて不妊と判断され、婦人が44歳以下の場合、政府から支援を受ける事が出
来ます。支援の金額は約5万円で、3回まで支援可能です。通常は約8万円するので一回あた
りの負担価格は3万円程度となります。5~6回行うと25~32万円と言う事になります。
多くの夫婦に希望をもたらす人口受精ですが、ある国々では一定の条件以外の人工授精は禁止
されています。例えば、イスラムが宗教の一部の国は精子ドナーによる人工授精を禁じていま
す。また、多くの国は結婚をしていない女性が人工授精をすることを禁じています。結婚をし
ていない女性が人工授精をすることを許可している国は下記の通りです。
アイスランド、アイルランド、アルメニア、イギリス、ウクライナ、エストニア、オランダ、
キプロス、ギリシャ、スペイン、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、ブルガリ
ア、ベラルーシ、ベルギー、マケドニア、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、ルーマニア、
ロシア
1978年に人工授精で最初に生まれてきたルイーズ・ブラウンから、2012年までの間に
合計約500万人の新生児が人工授精で生まれてきたそうです。人工授精などの不妊治療が
もっと発達し、よりたくさんの夫婦がお子さんを授かるようになる世界になったらな、と思い
ます。
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